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私たちの考えるユニバーサルデザイン

ユニバーサルを活かした新しい価値形成

切符対応の改札口へ誘導する地面のガイド矢印サイン

多様な人々が生活しやすくなるために、様々なアプローチがなされています。
しかし現在の状況は、多様性の中にいわゆる健常者と呼ばれる人々は含まれているでしょうか?

例えば見やすさを追求して大きくはっきりとした文字で書かれた資料。青になると音声のなる信号。歩きやすく整備された山道。。。
そこに健常者の目を楽しませるデザインや心地の良い日常、エキサイティングな体験といった要素が付加されているでしょうか?

私たちは障害者や高齢者を、一般的なニーズの本質を発掘するためのキーと考えています。
様々な制約や障壁を乗り越えてなお行動や消費に結びつく理由を追求し、より楽しくアクセスできる方法を共に考えることで、誰もが使いたくなるモノやコト、つまり真の意味でユニバーサルなデザインを実現できると考えているのです。

次のセクションでは、多様性に関して耳にすることの多い様々な言葉について、捉え方を考えていきます。

バリアフリーとは

バリアフリーの例である点字ブロックの写真

バリアフリーとは、誰かにとっての障壁や障害(バリア)を取り除く(フリーにする)ことを指します。
主に道や建物、公共交通機関などといった施設(ハードウェア)に関して言われることの多い表現です。

例えば視覚障害者が歩きやすいように敷かれた点字ブロックや、車いす利用者が階段で移動できるようにするための昇降機(エスカー)などがあります。
ただし、視覚障害者のための点字ブロックが、車いす利用者にとっての障壁となることもあるため、あくまで「一種別の障壁を取り払うため」の施策です。

アクセシビリティ

女性がパソコンでウェブサイトを見ている風景

アクセシビリティとは、目的や情報へのアクセスの容易性を表す言葉です。
特にWebの業界で用いられることが多く、Webサイト上に掲載する情報に対して、ユーザーのアクセスのしやすさを確保する際に使われています。

具体的には、全盲者であれば音声で読み上げ、弱視者であれば拡大・反転・高コントラストなどの支援機能を利用してWebサイトを閲覧します。
こうしたユーザーの使用環境がどのような形態であれ、同様の質で情報を得られるようにすることが重要なポイントになります。

ダイバーシティ

地球の上を多様な人が歩いているイメージ

ダイバーシティは比較的最近登場したもので、街や社会全体で多様性を高めていこうという考え方です。
ここでは製品やサービスなどとは異なり、人々の属性を画一的に捉えるのではなく他人との差を認めた上で、それを活用しようとする社会づくりを指します。

よく「ダイバーシティに向けた取り組みとして〜」といった表現を聞きますが、主に制度や規則といった決まり事を再考したり、多様な人を受け入れるための心理的素地づくりをしたりといった施策が行われています。

インクルージョン

インクルージョンとは日本語で、包摂という意味になります。
近年ではインクルーシブ教育やソーシャルインクルージョン(社会的包摂)という言葉の中に登場しています。

例えば教育の現場において使われるインクルーシブ教育は、これまで特別支援学校や特別支援学級のみで教育を受けてきた児童に対し、一般の小学校や中学校などのクラスで健常児と共に学べるようにする仕組みを指しています。
このように、これまで一般的な集団から除外されていた人々も巻き込んでいくことを、インクルージョンと表現しているのです。